|
フランチェスカ・レロイ(Francesca Le Lohé) フランチェスカ・レロイはステージ企画や異文化交流を中心に、日本とイギリスで活動する作曲家・コミュニティミュージシャン。 2020年8月に、作家シャルロッテ・ヴューラーと共に、世界中の作曲家・音響アーティストと作家の国際的コラボレーションを可能にする「サウンド・アンド・ワード・ネットワーク」(Sound and Word Network)を立ちあげ、このネットワークにより、2022年5月には制作中のオペラ「How Was It For You?」を、としま区民センターにて上演した。この作品は森鴎外の短編小説「ヰタ・セクスアリス」(1909) から着想を得ており、日本と英国における、人間関係と性教育の問題を探求する作品である。 2019年には谷崎潤一郎の小説「鍵」を題材にしたオペラ「THE鍵KEY」の作曲家・演出家として、「第19回佐治敬三賞」を受賞。この作品は、歌手、西洋楽器、和楽器がトリオとなってそれぞれ別々の部屋で同時にパフォーマンスを行い、観客は自由に家の中を回遊しながら鑑賞するという、サイトスぺシフィックかつ総合的なもので、公演は高く評価された。フランチェスカ・レロイの作品は、TAma Music and Arts Festival(日本)、Sonorities、Tête à Tête: オペラ・フェスティバル(英国)、ロンドン建築フェスティバル(英国) など、様々な芸術祭で作品が取り上げられている。 |